数学平均点 | 南陵平均 | 全道平均 |
12年度 | 26.6 | 29.8 |
13年度(現3年) | 26.4 | 30 |
14年度(現2年) | 20.3 | 25.2 |
15年度(現1年) | 24.5 | 30.3 |
本校受検生においては、例年全道平均(全日制全体)に比べ5点ほどの格差が生じています。平成13年度入学生においても同様のことが言えると思います。ほぼ例年通りのレベルの生徒が入ってきましたが、最高点49点・最低点2点ということで能力の差は大きいと考えられました。
科目名 | 標準 | 1年 | 2年 | 3年 | ||
単位 | (文) | (理) | (文) | (理) | ||
数学T | 4 | 4 | 2 | |||
数学U | 3 | 3 | 4 | |||
数学V | 3 | 4 | ||||
数学A | 2 | 1 | A | |||
数学B | 2 | 2 | ||||
数学C | 2 | A |
1年生は数学Tと数学Aを合わせて5単位自然学級。2年文型は3単位自然学級。3年文型は「文a・文b」の選択2単位で、2・3年理型の授業に関しては「習熟度別展開授業」ということで、2年次は2クラス2展開、3年次は2クラス3展開で行ってきました。
科目名 | 標準単位 | 1年 | 2年 | 3年 | |
(文) | (理) | ||||
数学T | 3 | 3 | |||
数学U | 4 | 4 | |||
数学V | 3 | 3 | |||
数学A | 2 | 2 | |||
数学B | 2 | 1 | 2 | 2 | |
数学C | 2 | A |
本校における数学科カリキュラムの旧課程との大きな違いは、
この2点が旧課程に比べて大きく異なっています。これから教科指導を進めていく上で、現時点の課題として
こればかりは生徒の実態に沿って検討しながら進めていくしかないのではないかと思います。
平成18年度センター試験からは、「数学T・A」の試験において選択問題が姿を消します。すなわち「数学T・数学A」の教科書の全範囲から出題されるわけですが、「数学A」にある中学から移行されてきた幾何分野(証明問題)がどのような形で出題されるのか予想が難しいのが現状です。
(2)2年次の平常講習
2年次も引き続き講習希望者を一クラスに集め、TTで行いました。理型と文型で「数学U」の単位数が違うため、進度の差が出ていました。ゆえに「数学U」を講習で扱う時にはなかなか厳しいものがありました。「数学B」については文型で履修していないため、センター試験で不可欠な科目でありますが、講習では扱わず、基礎科目である「数学T・数学A」を中心に行いました。夏季・冬季講習もこの形で実施しました。
(3)2年次合宿勉強会
冬休み、JR研修センターにて2泊3日で実施しました。テキストは「センター試験対策過去問題集」(数研出版)を用いて行いました。今回は講義形式をとらず、各自にどんどん問題を解かせて、それを巡視するという形を取りました。解答集も作り、膨大な量の宿題を与え、深夜には談話室にて質問を受け付けて対応しました。生徒は寝る時間を惜しんで真剣に取り組んでいたと思います。
(4)2年終了時春季講習
例年実施されていない講習ですが、なんとか3日間確保して実施しました。3年生のスタートダッシュとして短期間ながら生徒の意識付けはできたのではないかと思います。
(5)3年次平常講習
3年次は、進路別に「センター数学(担当:宮澤)」「私大数学(担当:平澤)」「看護数学(担当:丸山)」と3講座が開講されました。「センター数学」では数学U・Bにも力を入れ、「私大数学」では基礎である数学T・Aに力を入れ、「看護数学」では看護受験用問題集にて1年間(夏季・冬季含む)行ってきました。人数も「センター数学」「私大数学」は約30人、「看護数学」は約10人と効率的な人数配分で行えたことも幸いでした。前期・夏季・後期・冬期と分けて募集しましたが、ほとんどの生徒は通年で同じ講習を受講していました。
(6)3年夏季合宿勉強会
これも例年にない試みであり、学年団での企画運営で行いました。校舎改修工事の影響で、全学年の夏季講習を「NTT北海道セミナーセンタ」にて6日間行いましたが、その後半3日間の7/31〜8/2の2泊3日を「合宿勉強会」としました。夏季講習は9時から16時までの5コマ、その後夕食・入浴時間を挟みつつ4コマの特別講義を行ってきました。深夜まで自習に臨む生徒も数多くいる中、各自受験勉強に対する動機付けが十分できたのではないかと思います。
平成13年度 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
受験者数 | 69人 | 62人 | 52人 |
偏差値平均 | 39.7 | 41.6 | 42.9 |
偏差値50以上 | 1人 | 5人 | 6人 |
偏差値45〜50 | 9人 | 8人 | 10人 |
平成12年度 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
受験者数 | 104人 | 55人 | 39人 |
偏差値平均 | 42.1 | 44.6 | 44.4 |
偏差値50以上 | 12人 | 7人 | 6人 |
偏差値45〜50 | 17人 | 16人 | 13人 |
単純比較はしづらいのですが、回数を重ねるにつれて徐々に偏差値の上昇が見えてきたところに期待を持ちました。
2年次は次のようになります。(1回目〜3回目)
平成13年度 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
受験者数 | 86人 | 58人 | 43人 |
偏差値平均 | 43.1 | 42.4 | 45.7 |
偏差値50以上 | 14人 | 8人 | 13人 |
偏差値45〜50 | 14人 | 7人 | 5人 |
平成12年度 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
受験者数 | 47人 | 45人 | 40人 |
偏差値平均 | 46.6 | 46.8 | 46.2 |
偏差値50以上 | 12人 | 14人 | 11人 |
偏差値45〜50 | 14人 | 12人 | 10人 |
第4回目となる2月の「全統高2マーク模試」では、「数学A」において「数列」をまだ履修していない状態だったため、模試では「数学T・A」ではなく「数学T」で受験するようにと指導し、同様に「数学U・B」ではなく「数学U」で受験させました。 したがって、例年と比較できませんが、表にしてみると
受験人数 | 平均点 | 偏差値 50以上 |
その割合 | |
数学T | 56人 | 26,7 | 27人 | 48% |
数学U | 56人 | 35,4 | 32人 | 57% |
ほぼ半数の者が平均点を取り、そのほとんどは今まで講習へ積極的に参加していた者です。また「土曜講習」の影響も大きいと思います。土曜講習に関しては、昨年度の「南陵の教育」にて宮澤先生が執筆されているので、そちらを参考にしていただければと思います。
なお、5−6型において全国偏差値が50を超えた者は全部で4人いました。その後の進路先は
5−6型 | 進路先 | |
全国偏差値 | ||
A君 | 61,8 | 北大×、室蘭工○、北海学園○ |
B君 | 52,9 | 小樽商大(推薦)○、北星学園○ |
Cさん | 52,7 | 国立西看護△、勤医協△ |
D君 | 52,0 | 公立はこだて未来○、北海学園○ |
その他の者も含めて、おもな国公立合格者は
国公立大学 | 13人 | |
私立大学 | 125人 | |
公務員 | 自衛隊 | 12人 |
国家V種 | 1人 | |
看護学校 | 8人 | |
専門学校 | 98人 |
なお、3年次の模擬試験については割愛します。