音で確かめる正弦曲線

北海道霧多布高等学校  三浦憲一
  1. 動機 y=A sin kθのグラフ

    私   それじゃあθ,2θ,sin 2θの表を作ってごらん (やや,時間が過ぎる)
    生徒  ふーつ(やや疲れ寿味)
    私   じゃあ.グラフにしてみよう

    という具合にkによって,グラフが変化するのを知るまでにはかなりの労力を必要とする.さらに,先に学習していた振幅を決めるAとの両方を考え始めると混乱し始める生徒も出てくる.A,k上の意味が実像としてつかみきれていないからだ.

    そこで,A,kのグラフへ及ぼす影轡を音により直感的に知ってもらおうとしたのが,以下の内容である.

  2. 実施のタイミング・用意したもの

    音波を使うには,「正弦曲線に入る前の動機付け」としての方法もあるかと考えたが,諸事情によりこのグラフの学晋がー通り終わったところで行った.

    コンピュータ室で行ったが,準備したものは

    1. グラフの表示用PC
      先日の数実研でいただいた"grapes"を使用
    2. シンセサイザー(ヤマハ・DX-7)
      ただの低周波発振器でもいいのだが,学校には無かった.ただ,弾くことで音階が変えていることがー目瞭然なのと,発振周波数が安定なので使用した.同時に位相もー致した6個の倍音も発生させられるように準備して使用.
      他にも,シンセサイザーの出力とマイクロフォンをまとめるミキサーも用意.この出力がアンプを介しスピーカーへつながっている.
    3. オシロスコープ
      ミキサーの出力波形を表示.いわゆる,シンクロスコープではないため「ド」の音で1周期分が表示されるように事前に調整し設定.
    4. デジカメ(フジ・DS-7)
      オシロスコープの表示を撮影し,同期変換器でPC用ビデオ信号に変えてから各生徒用の画面に配信.
      事前にいくつかの画面を撮影しておき,万一のトラブル発生のときの代替送出映像として準備した.

  3. 進め方

    "grapes"でA,kのグラフへ及ぼす影響を確認後,音を出さずに音程や振幅を変えた音の波形を見せて,A,kどちらの変化か考えさせた上で,音を聞かせながら波形を見せた,
    必要に応じてPCのグラフ画面と切り替えた.

  4. やってみて

  5. 本校での状況

  6. その他

かなり邪道なアプローチだとは思うが,ここ何時間かサインとコサインのグラフで疲れ気味だった生徒が,飽きもせずにグラフを見ていたのが印象に残った.