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1.10Basicで描いてみよう

 1辺が1の正方形を複素変換
   w=z2
で変換した図形を描画してみましょう。10Basicではプログラムの序文に
   OPTION ARITHMETIC COMPLEX
と宣言すると,複素数モードに設定されます。そして,
   z=complex(x,y) で z=x+iy
という複素数が得られ,
   w=z2
と関数を定義するだけで変換後の複素数が得られます。そして,
   Re(w),Im(w)
として,実部と虚部の部分を取り出し,描画すればよいわけです。
 マウスペンで正方形をなぞると変換後の図形が描画されるようにしてみましょう。次に具体的なソースをあげておきます。


OPTION ARITHMETIC COMPLEX               !複素数モードに設定

SET WINDOW -2,2,-1,3

DRAW grid

SET LINE STYLE 1

SET LINE COLOR 1

PLOT LINES: 0,0 ; 1,0 ; 1,1 ; 0,1; 0,0  !元の図形

SET POINT STYLE 3

Do

   MOUSE POLL x,y,left,right

   if right=1 then exit do              !マウス右ボタンクリックで終了

   if left=1 then

      SET POINT COLOR 1

      PLOT POINTS: x , y

      LET z=COMPLEX(x,y)                !複素数用の関数

      LET w=z^2                         !変換する関数の定義

      SET POINT COLOR 4

      PLOT POINTS: Re(w),Im(w)          !変換後の点の描画

   end if

Loop

END

 さあ,実行してみましょう。正方形の辺を上手になぞっていって下さいね。どうですか。変換された図形が姿を現してきましたね。

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