同じx=2xを 底の異なるlog2 のめがねとlogaのめがねで見た対数表をつくると
これを見ると底の異なるlogのめがねで見た対数表どうしは
(底が大きくなれば値が小さくというように)互いに比例している。
この関係をつかえばlog8xのあいている値も簡単にもとめられる。
底を8から2に変える場合、log8xの値はlog2xの値に1/3かければ良い。この3という値はlog2のめがねで見た値。
つまり、 という関係になっている。
一般に底をaからbに変えるためには
とすればよい。
つまり、 これを底の変換公式という。
この関係をつかえば、ひとつくわしい対数表があればすべての対数を求めることができる。
例 log8256=―――――=
練習 底の変換公式を用いて、次の対数の値を求めよ。
@ log 8 1024
A log 4 8
B log 16 128
C log 9 243
世の中ではこのひとつくわしい対数の表として、10を底とするlog10xの対数表をよく用いる。この10を底とする対数を常用対数という。
教科書の後ろに小数点以下4ケタの常用対数表がのっている。