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北海道大学大学院理学研究科数学専攻

大学院生手引き

北海道大学大学院理学研究科 数学専攻

1.指導教官(修士課程)について

大学院指導教官は表1のように大きなグループに分けられる。修士課程の学生は,その内の1つのグループを選択でき,そのグループ内の1人が学生各人の指導担当教官(修士)となる。学生は,就学上の問題を担当指導教官に相談する。

2.終了要件と単位数

修士課程修了の要件は数学研究10単位(修士論文)を含む30単位以上を修得する。

3.授業科目の種類

本専攻科の授業科目は,大別すると次の4通りに分類される。
(a)数学研究:修士論文に付随するもの
(b)考査科目:
   代数学考究1〜4,幾何学考究1〜4,解析学考究1〜4,数理科学考究1〜3
   試験合格により単位取得できる科目(6.参照)
(c)セミナー科目:数学基礎1,2
(d)講義科目

4.終了要件充足のための方法

前述のように,修士課程修了のためには修士論文(数学研究)のほかに20単位以上修得しなくてはいけない。その方法としては5つの考査科目(1科目4単位)に合格(資格試験として学期の初め頃行う)を修得する方法,講義課目の履修やセミナー科目(数学基礎1,2 それぞれ4単位)等で取得する方法,それらの複合などがある。

5.修士論文について

修士論文は全員に課し,その審査及び試験に合格したものに数学研究10単位が与えられる。

6.資格試験について

学生は,資格試験(考査科目)を年2回(学期初め)受験することができる。
この試験の判定はA合格,B合格,不合格の別があり,1科目4単位が与えられる。
資格試験の出題範囲,その内容に対応する講義課目,参考書については後述するので参照する。
受験にあたっては対応する講義課目等の履修の条件は必要ない。

7.指導教官(博士課程)について

博士課程にあっては表2のように専門別に教官団を構成する。
等専攻では資格試験に合格し(5科目),表にあるように教官団が養成する課目(3科目)でA合格を取得した者はその教官団の中より指導教官を選定し,直ちに博士論文作成の準備に入ることができる。

8.後期課程進学の要件

上述の資格試験に合格し,単位数を充足した者を後期課程に進学させる。
そのほかに,オリジナルな結果を含む修士論文を提出し,単位数を充足した者も後期課程に進学させることがある。


添付資料  表1 教官グループ(修士課程)
      表2 教官団の構成とA合格3科目の選定(博士課程)
      資格試験の詳細
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