【本文】

学 習 指 導 案

指導教諭 札幌稲北高等学校 早苗 雅史 日時 平成12年3月13日(月)
学年・組 1年8組(男子 17名、女子 23名) 使用教科書 改訂版高等学校
新数学A(知研出版)
単元名 第3章 数列
第3節 漸化式と数学的帰納法
本次の位置 第3節 1次元目/6次元目
本時の
目標
・教具「ハノイの塔」を用いて数列の並びの規則性を見つけ出し,帰納的な考え方を身に付ける。
・漸化式の意味理解すると同時に,an+1=pan+q型の漸化式についての数列を具体的に書き出すことができるようにする。
・教具やマンガを用いたプリントを用いることによって,数学に対する興味・関心を喚起する。
事前の
準備
・プリント「マスオ博士の気ままに数学 〜ハノイの塔の秘密を探れ(問題編)」の作成。
・生徒作業用の紙ディスク5枚1組40セットの作成。
・教師説明用の大きなディスク4枚1組の作成。
・生徒提出用プリントの作成。
段階 学習内容 教師の活動 生徒の活動
導入
5
・本時の学習内容の説明 ・生徒用の紙ディスク・提出用プリント・「気ままに数学」の配布

・学習内容の説明。

 
展開1
22
・ハノイの塔のルールの把握

・教具を用いての実習

・提出用プリントへの記入

・プリント「気ままに数学」をもとにルールの説明。

・2枚,3枚,1枚の提示用ディスクをもとに実際に動かしてみる。

・実習の指示と提出用プリントの説明。
*ディスクは表裏を交互にするよう指示。(最初からディスクに1から5までの番号をふっておき,それを上にするように指示する)

・期間巡視をしながらゲームのやり方を迷っている生徒にゲームの説明をする

・プリントや説明をもとにルールを理解する。

・3枚までの動かし方をもとに4枚,5枚のディスクに挑戦してみる。



・結果を提出用プリントに記入。規則性を推測して10枚の場合はどうなるかを考える。

展開2
20
・出てきた数字の規則性を見つけ,10枚の場合の回数を推測する。 ・板書
枚数
回数   

・4回の場合の回数を何人かの生徒に質問。

・5回の場合の回数についても何人かの生徒に質問。実際にやってみる。時間短縮のために16回目から。






・自分の結果と比較。

・数列の規則性について考える。

・漸化式,帰納的定義について理解する。 ・規則性を考え,6枚のディスクについて質問する。その規則性は何か?

・2つの規則性について説明
規則性@ 2倍して1を加える
規則性A +1で初項2,公比2の等比数列

・規則性2から10枚のディスクについての解答提示。

・規則性@をもとに漸化式,帰納的定義について説明。初項が必要なことも説明。


・規則性から6枚の場合を推測する。

・規則性@,Aを理解する。



・漸化式,帰納的定義について理解する。

・問題練習 ・問題演習指示
(1)a1=1,an+1=an+3
(2)a1=2,an+1=2an
(3)a1=1,an+1=2an+3

・問題演習
整理
5
・次時の学習内容の把握 ・提出用プリント・紙ディスクの回収。

・プリント「気ままに数学」の解答編の紹介。

・提出用プリント・紙ディスクの提出。

・次時の学習内容の把握。

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