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授業のノート2

<数学史> 2.面積の求め方の歴史

@基本(単位)

われわれにとっての面積の基準
  この面積を「cm」と定義し、これを基準とする。

A線分で囲まれる図形

Q.平行四辺形、台形の公式が成り立つ理由を説明せよ

・古代エジプトの土地の測量術
 ナイル川で定期的な氾濫
 →畑の区画の引き直しを1年に1度しなければならなかった=測量術の発達

B曲線で囲まれた図形T−円の面積−

  1. 古代の求積法

    ・エジプト
    「汝はその(直径のこと)1/9である2を引くことになる。残りは16である。汝は16を16倍する計算をすることになる。それは256になる。」
    Q.この文章を立式せよ。
    A.(18−18*1/9)^2=256
    これを直径2rとして計算すると、
     (2r−2r/9)^2=S
      ∴S=256/81*r^2
      ∴π=256/81(≒3.16)と考えていたことになる

  2. アンティポン(B.C.5C頃)

      S=(内接正方形)+(二等辺三角形)*4
      →隙間をさらに二等辺三角形で補間していけば、円の面積に近づく

  3. アルキメデス(B.C.3C頃)

      「円=三角形の積み重ね」→細分化するほど、円の面積に近づく

    ※S=πrを直観的に示す方法

    @

    A

C曲線で囲まれた図形U−区分求積法−

・カバリエリの原理(イタリア)(「不可分の幾何学」:曲面、曲線についての研究)
2つの平面図形があるとき、もし一定方向に平行な直線が、これらの図形によって切り取られる線分の長さの比が常に一定の比m:nならば、この図形の面積比はm:nになる。

Q.楕円は、右の図のように円の直径を軸として一定方向に圧縮したものと考えられる。これとカバリエリの原理を用いて、楕円の面積を求めよ。
A.円の面積はS=(1)でカバリエリの原理より円と楕円の面積比は
  (1):(楕円)=(2):(3)  従って、(楕円)=(4)

・積分による面積の求め方
 カバリエリは、直線で面積の比を表すという方法で、「面積(2次元)を「線分の和(1次元)」として示した。この考え方を発展させていったのがフェルマー(仏)たちの考えである。

求める領域を薄くスライスして,幅がdx,縦がf(x)の微小面積f(x)・dxの棒状長方形に分割する。これらを寄せ集めたものが,求める面積である。

 このフェルマーたちの考え方と微分の基礎を作り上げたのがニュートン(英)とライプニッツ(独)である。そして、現在のような表し方をするようになったのが、リーマンによるのでこの積分を「リーマン積分」という。

Q.別紙の図の面積を、フェルマーたちの考え方を使って長方形の和で近似することにより求めよ。

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