@基本(単位)
A線分で囲まれる図形
・古代エジプトの土地の測量術
ナイル川で定期的な氾濫
→畑の区画の引き直しを1年に1度しなければならなかった=測量術の発達
B曲線で囲まれた図形T−円の面積−
・エジプト
「汝はその(直径のこと)1/9である2を引くことになる。残りは16である。汝は16を16倍する計算をすることになる。それは256になる。」
Q.この文章を立式せよ。
A.(18−18*1/9)^2=256
これを直径2rとして計算すると、
(2r−2r/9)^2=S
∴S=256/81*r^2
∴π=256/81(≒3.16)と考えていたことになる
S=(内接正方形)+(二等辺三角形)*4
→隙間をさらに二等辺三角形で補間していけば、円の面積に近づく
「円=三角形の積み重ね」→細分化するほど、円の面積に近づく
※S=πr2を直観的に示す方法
@
A
C曲線で囲まれた図形U−区分求積法−
Q.楕円は、右の図のように円の直径を軸として一定方向に圧縮したものと考えられる。これとカバリエリの原理を用いて、楕円の面積を求めよ。
A.円の面積はS=(1)でカバリエリの原理より円と楕円の面積比は
(1):(楕円)=(2):(3)
従って、(楕円)=(4)
・積分による面積の求め方
カバリエリは、直線で面積の比を表すという方法で、「面積(2次元)を「線分の和(1次元)」として示した。この考え方を発展させていったのがフェルマー(仏)たちの考えである。
求める領域を薄くスライスして,幅がdx,縦がf(x)の微小面積f(x)・dxの棒状長方形に分割する。これらを寄せ集めたものが,求める面積である。
このフェルマーたちの考え方と微分の基礎を作り上げたのがニュートン(英)とライプニッツ(独)である。そして、現在のような表し方をするようになったのが、リーマンによるのでこの積分を「リーマン積分」という。
Q.別紙の図の面積を、フェルマーたちの考え方を使って長方形の和で近似することにより求めよ。