<例2>

座標平面上の原点Oを中心とする半径2の円に内接する正六角形の頂点を順にA,B,C,D,E,Fとし、Aの座標は(2,0)、Bは第1象現にあるとするとき、
 (1)ベクトルを成分で表すとである。
 (2)tを実数とするとき、ベクトルの大きさが最小になるtの値はで、そのときの最小値は>である。

(1)求めようとするものが座標と関連したベクトルの成分であるから、これは1次変換によって変化するものである。したがって正六角形を座標で示した(図2)をもとにして解くと良い。(図2)でa=2とおいた場合になるから、
 
となる。したがって、
 

(2)
   よってt=1/2のときの大きさは最小となり、 最小値はである。