<例3>

正六角形ABCDEFにおいて、CDを1:2の比に内分する点をGとする。またベクトルをそれぞれとする。

(1)である。
  また、である。

(2)tを実数とする。で定まる点Pが直線AG上にあるとき、
   であり、 である。
  また、である。

(1)、(2)で求めようとしているものがベクトルの1次式、同一直線上の線分比、二つの図形の面積比といずれも、図を書き直しても変わらないという性質に関するものである。

 よって、(図2’)を用いて考えると計算も容易である。

(1)

(2)
よって、Pの座標はP(1-t,t)、直線AGの方程式は
この直線上にPがあるから
よって