落下運動と微分
第1部 落下運動
質問1 この鉄の玉と ゴルフボールを同時に手を離して落下させたとき、どちらが早く落ちるか。
予想 あ 鉄の玉 い ゴルフボール う ほとんど同時
質問2 それでは鉄の玉とピンポン玉を同時に落とすとどちらが早く落ちるか。
予想 あ 鉄の玉 い ピンポン玉 う ほとんど同時
質問3 それではこの机の上にのって、もっと高いところから 鉄の玉とゴル フボールを同時に落とすとどちらが早く落ちるか。
予想 あ 鉄の玉 い ゴルフボール う ほとんど同時
質問4 それではこの机の上にのって、鉄の玉とピンポン玉を同時に落とすと どちらが早く落ちるか。
予想 あ 鉄の玉 い ピンポン玉 う ほとんど同時
以上の実験結果を自分の言葉でまとめて下さい。
このように、一見単純そうにみえる落下運動も実際にやってみると、それがどのような法則に支配されているか、簡単にはわかりません。
この落下運動の本質的な法則を最初に発見したのは、17世紀のイタリアの大科学者 ガリレオ・ガリレイでした。
実験 それでは我々も実際に斜面にボールをころがし、その様子を観察してみよう。
観察データ
時間 x秒 | 0 1 2 3 4 |
---|---|
位置 ycm |
実際に運動している物体のx秒後の位置を測定するのはなかなか難しい。
ガリレオの斜面の実験を出来るだけ正確に復元してみた人達がいるので、その様子のプリントを見て下さい。
こうして 斜面の1目盛り、4目盛り、9目盛りを球がころがり落ちる時間は、大体1倍、2倍、3倍となっている。
そこで角度をうまく調節すれば(12゜くらい)、斜面の1目盛り1mとし、そこを通過する時間を1秒とすることもできる。以降このデータをつかって考えていく。
時間 x秒 | 0 1 2 3 4 |
---|---|
位置 ycm | 0 1 4 9 16 |
問題 この運動を式で表せ。
問題 この運動のグラフを書きなさい。
問題 実験でわかったように、斜面をころがる物体の運動の速度はどんどん増えていく。この速度の増え方は時間とともにどのように変化していると思うか。つぎの速度−時間グラフの中から予想しなさい。
理由があれば、書いて下さい。
速度を求める
速度の増え方を調べるために、まず各1秒間の平均速度を求めてみよう。
平均速度 =
時間 x秒 | 0 1 2 3 4 |
---|---|
位置 ycm | 0 1 4 9 16 |
0秒後〜1秒後の平均速度 =
1秒後〜2秒後の平均速度 =
2秒後〜3秒後の平均速度 =
3秒後〜4秒後の平均速度 =