nが有限のときには10000等分の100000等分・・・のようにいくらnを大きくしても、f(x)のしたの面積の値と、リーマン和f(x)Δxとの差はほんのわずか残る。

 そこで逆にf(x)の下の面積の値というのは、nを無限にしてΔxを無限小にした場合のリーマン和であると考える。

 つまりf(x)の下の面積というものを、分割の幅Δxを無限小dxにしたf(x)・dxを無限に加えた和で定義する。
   S=f(x)・dx+f(x)・dx+・・・無限・・・+f(x)・dx

 これをf(x)のaからbまでの定積分といい
      f(x)dx  と表わす。
    (インテグラルaからbまでのf(x)dxとよむ)


 f(x)=xの0から1までをn等分するとき そのリーマン和は
    ・Δx=


 ここでΔx=1/nをどんな実数よりも小さい無限小にしそれをdxと表わせば
   ・Δx=


問題 次のグラフはf(x)=xのグラフである。このf(x)の0から、ある点bまでの定積分dxの値を予想しなさい。
      (ヒント  たてb よこbの長方形の面積はb