Plot3D

 最初に f(x,y)=x2+axy+y2 のグラフを描いてみましょう。function「Plot3D」の書式は次のようになっています。

Plot3D [ f ( x , y ) , { x , xmin , xmax } , { y , ymin , ymax } ]

 そこで次のようにinputします。

g = Plot3D [ x ^ 2 + x y + y ^ 2 , { x , -10 , 10 } , { y , -10 , 10 } ]
 ここで "g=" としたのは、この作成される object に、"g" という名前をつけて、あとで使えるようにしたためです。また、{ x , -10 , 10 } は x の範囲が -10 から 10 までの範囲にあることをしめしています。

Show
 

 いま作ったobjectに様々な細工をします。コマンドは「show」を用います。また、optionを変えるときには、書式として "->" を使います。

(1) 分割数を変える 「PlotPoints」

 defaultでは分割数は15になっていますが、この数を変えてみましょう。「PlotPoints」を用います。

Plot3D [x ^ 2 + x y + y ^ 2 , { x , -10 , 10 } , { y , -10 , 10 } , PlotPoints -> 40 ]
 ここでは x,y 両方向とも分割数を40に変えて、より細かく描画させています。x,yそれぞれの分割数をかえるには 40 のところを {n1,n2} とします。

(2) z=f(x,y)の描画域をを変える 「PlotRange」

 描かれる図形の f(x,y) の描画域はdefaultでは自動的に調整されるようになっていますが、この数を変えてみましょう。

Show [ g , PlotRange -> { -200 , 200} ]
 描画域からはみ出した部分は平らになってしまいます。

(3) 視点を変える 「ViewPoints」

 座標系は横が x、縦が y、高さが z となっています(下図参照)。始点のdefaultは {x , y , z}の値で{1.2 , -2.4 , 2 }となっています。これを変えてみます。

Show [ g , ViewPoints -> { 0 , -2 , 0 }]
 真正面から見た図形が得られます。

(4) 軸にラベルをつける 「AxesLabel」

 x, y, z 各軸にラベルをつけます。

Show [ g , AxesLabel -> { "X" , "Y" , "Z" } ]
 各軸に "X" , "Y" , "Z" というラベルがはられます。

(5) 表面の格子をとる 「Mesh」

 defaultでは図形の表面 surface は格子状に描画されます。これをとって少し滑らかにしてみましょう。

Show [ g , Mesh -> False ]

(6) 表面の色(影)をとる 「Shading」

 図形の表面 surface の色(影)をとって格子だけの図形にしてみましょう。

Show [ g , Shading -> False ]