【TOP】 【BACK】 【NEXT】

5.数学教育についてともに考えませんか

5_1 ぜひ参加してください「数学教育実践研究会」

 「数学教育実践研究会」は平成6年1月に,札幌市内の高校の数学教師を中心として設立されました。その背景としては,情報化や社会の変化に伴い数学の必要性が増してきている反面,子供たちの数学離れが確実に進み,決して楽観視できない状況になってきたことや,新指導要領のカリキュラム改変に伴う多様化する数学履修内容の現場サイドへの対応の苦悩があげられます。
 新学習指導要領では,「情報化社会における数学教育の多岐にわたる必要性」が強調され,従前の「体系的に組み立てていく数学の考え方」のみならず,併せて「それらを積極的に活用する態度を育てる」という主体的かつ意欲的に取り組もうとする態度の育成が重点に置かれています。本研究会はそれを踏まえつつ,「高校数学で扱う教材およびそれらの関連性を分析し,生徒達に効率よくその教材のもつ本質的意味を理解させる」ことを目的とし,あくまで「教材の研究分析」に力点をおいた活動を展開しています。

《参考ページ》

5_2 ネットワーク型教材データベース「数学のいずみ」

 数実研では今までの研究内容をオンライン化する事により,教材内容の蓄積化を図ることをめざしています。研究会を取り巻く様々な環境が変わることで,これまでの教材や研究がなくなってしまうのでは全く意味がありません。「いまの」「この」教材を次にもつなげていきたい,そう考えています。
 また,こうした研究活動の内容を公開することにより,多くの方々との提携を期待しています。数学教育に携わる人のみならず,数学に多くの関心を持つ人がこのホームページを通して数学の魅力を感じ取ってくれれば,と考えます。生徒が自らホームページを作って公開するのと同様,私たち教師が生徒へ向けて発信するのです。
 今回の講座では「数学のいずみ」の最新版(Ver.48,2000.10.10)の内容をCDに収めて配布させていただきました。是非ご覧になって頂き,様々なご意見・御感想を頂ければ幸いです。

5_3 教師だってこれからも学びたい

 「数学のいずみ」には様々な意見がメールで送られてきます。内容もとても熱心なものが多いといえます。これまでは地域的な問題や時間的な制約などもあり,研修をしたくてもなかなかできない人も多かったのではないでしょうか。そうした制約をネットは解消してくれます。数学には無限の楽しさがあると思います。そんな面白さを生徒にも伝えたい。そのために自らも数学の題材を研究していく。是非,数実研に参加して共に活動しませんか。また,会に参加しなくてもメーリングリスト「izumi」を運営していますので,是非そちらにも参加されることを期待します。

《参考ページ》

【TOP】 【BACK】 【NEXT】