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6 基本的な数式コマンド

6.1 LabEditorを用いた数式コマンドの入力

 LabEditorを用いて数式を入力する場合はメニューから選択するほかに,コマンドボタンから選択できるようになっています.

 例えば分数を入力する場合は,コマンドボタンを選ぶと

\frac{}{} と入力され,{}{}の中に分母と分子を入力してコンパイルすると,次のようになります.
\frac{1}{2} →   これはメニューから「TeX数式」→「分数」を選択したことと同じです.

 また,LabEditorには「コマンド入力支援」機能があるので,\で始まる命令を入力する際,その命令の候補が下に一覧表示され,その中から入力したい命令を選ぶことも出来ます.

6.2 基本的な数式コマンド

 それでは代表的な数式コマンドをいくつか見てみましょう.膨大なコマンドがあるので,詳しくは 6.3 にある各種マニュアルをご覧頂きたいと思います.

根号 $\sqrt{2}$
$\sqrt[3]{2}$
和・積分記号等 $\sum _{k=1}^{n} \frac{1}{k^2-1}$
$\int _{-2}^{3}(3x^2+4)dx$
$\lim _{n \to 2}\frac{x^2-x-2}{x-2}$
ベクトル

アクセント
$\vec{a}$
$\overrightarrow{AP}$
$\underbrace{1+3+5+ \cdots +(2n-1)}_{n個}$
行列 \[\left(
 \begin{array}{cc}
  a & b \\
  c & d \\
 \end{array}
\right)\]
場合わけ \[|x| =
\begin{cases}
 x & (x \ge 0)\\
 -x & (x < 0)
\end{cases}\]
矢印 $f:x \longmapsto y$
$A \Longleftrightarrow B$
関係子 $\textbf{A} \bigcap \textbf{B}$
$\triangle ABC \equiv \triangle A'B'C'$

 どのコマンドも 6.1 で紹介したように,メニューやコマンドボタンから選択できます.例えば萩L号を入力したいときは,をまず押します.すると和・積分記号を選択するダイアログが現れるので,萩L号を選択します.

 次に,上下の添え字を同時に選択するためにを押します.現れたダイアログから添え字を選択します.よく使うものは登録しておくと便利です.

 このように無数にあるコマンドを覚えていなくても,メニューからコマンドを選択するだけでTeXの命令を簡単に入力することが可能といえます.

6.3 詳しいマニュアルの入手場所

 TeXのコマンドだけでもかなりの量になります.どういったコマンドがあって,どんなことができるかを知ることは大切なことだと思います.より詳しいコマンドの解説書は次のところから入手できます.

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