他教科との関係について

 以前からそうでしたが、理科の計算で数学が役に立っていません。
(1)有効数字の計算

 高校の数学で全く扱わないので、化学でアボガドロ数や状態方程式を利用した計算の時に答えに誤差が出ます。

(2)指数計算

 数Uの内容なので、化学の数値計算ができません。指数計算は、現在は数Aの数と式の中で教えているところです。

 その他、化学Tでphの定義が、10-nのときにph=nとなっているのはlogを数Uで学ぶからであろうと推察されます。化学UBではph=-log[H]と習い直しています。

 以上、3年間の新課程数学の中から、一部旧課程からの話題を含めて、気のついたことを取り上げ、すでに知っていらっしゃることもあったと思いますが、私なりにまとめてみました。

 また、新課程対応の数学の問題集や参考書の中に、旧課程の残像を引きずっているものが多く、計算等に旧課程の解法を利用していたり(つまり、新課程の範囲外)、旧課程の解法による方が簡単に解ける問題があったり、といったものが気になりました。