(第3部)実際の学習指導と各資料について |
指導者 | 小 山 茂 樹 印 | 学年・組 | 普通科1年D組40名(男19女21) | ||
日 時 | 平成10年6月8日月曜日 1校時 | 教科書名 | 新編 数学T (出版社 東京書籍) | ||
単元名 | 第1章2次関数とグラフ 第2章2次関数と方程式・不等式 |
小単元名 | 全般的な復習 | ||
単元 目標 |
互いに関連しながら変化するものとしての関数の概念を理解し、グラフをみて変化の様子をしる。また、方程式や不等式とグラフの関係を理解する | 時間配当 | 23時間/26時間 | ||
本時の 目標 |
コンピュ−タの操作方法を学び、関数表示ソフト「Function View」の使い方に慣れる。 | 意図した授業 | 普段の教室における授業と異なり、違った環境の中で、新しい道具(コンピュ−タ)を用いて、興味関心をもって、関数に親しむ態度を育てたい。 | ||
生 徒 の 活 動 |
感性のはぐくみにかかわる働きかけの意図 | 教師の働きかけ | |||
○教室移動の説明プリントを読む ○教室を移動する(パソコン室) |
○違った環境への興味関心を持たせる話し方を行う | ||||
○本時の「コンピュ−タ操作」プリントを読む ○コンピュ−タに電源を入れる ○マウスを使ってみる ○WINDOWS95を使う |
○本時の授業の目標と内容を把握させる |
○初心者が安心感を持てるような話し方をする (専門用語の丁寧な説明) ○わからない生徒へ対応できるように机間巡視を行う |
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○Function Viewを起動する ○demoを開く ○関数を入力してみる
○区間設定して最大値や最小値をみる ○入力した関数を保存する ○授業アンケ−トに答える |
《感じる》 ●画面にグラフが現れることを通して、関数の様子(増加や減少、その特徴等)がわかりやすいと感じ取らせる ●コンピュ−タの操作はやさしいと感じ取らせる ○形の変化はなぜ起こるか着目させる
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○コンピュ−タの操作に慣れることに重点をおく
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本授業における「感じる」授業のための工夫点 ・「感じ」を意識させる活動(グラフの入力)を設定して、グラフの様子との関連を考える態度を養う。 ・目で見る感覚から関数を意識させる。 ・グラフと区間を設定して、最大値や最小値の意味に気付く。 |
指導者 | 小 山 茂 樹 印 | 学年・組 | 普通科1年D組40名(男19女21) | ||
日 時 | 平成10年6月10日 水曜日 1校時 | 教科書名 | 新編 数学T (出版社 東京書籍) | ||
単元名 |
第1章2次関数とグラフ 第2章2次関数と方程式・不等式 |
小単元名 | 全般的な復習 | ||
単元 目標 |
互いに関連しながら変化するものとしての関数の概念を理解し、グラフをみて変化の様子をしる。また、方程式や不等式とグラフの関係を理解する | 時間配当 | 24時間/26時間 | ||
本時の 目標 |
関数表示ソフト「Function View」の使い、既習の内容の理解を深める。 | 意図した授業 | コンピュ−タを使用しながら、関数に関連する事柄を視覚で感じる態度を育てたい。 | ||
生 徒 の 活 動 | 感性のはぐくみにかかわる働きかけの意図 | 教師の働きかけ | |||
○本時の学習課題プリントを読む ○コンピュ−タの電源を入れる ○Function Viewを起動する ○入力し、グラフを見ながら解答していく |
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○前回の復習をして、操作方法の確認を行う ○操作方法がうろ覚えの生徒には個別指導を行う ○2人で協力させる |
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○オリジナル問題を作成して解答する
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《感じる》 ●問題と同様の作業を通して、関数の特徴を視覚から感じ取らせる ●入力した関数では、問題の指示に適さないこともあることに気付かせる |
○パラメタ表示について説明する |
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本授業における「感じる」授業のための工夫点 ・既習の内容が視覚を通して理解できる。 ・オリジナル問題を作成することにより、関数とグラフの関連を意識させる。 (グラフ表示できない場合を考えさせる) |
指導者 | 小 山 茂 樹 印 | 学年・組 | 普通科1年D組40名(男19女21) | ||
日 時 | 平成10年6月11日 木曜日 5校時 | 教科書名 | 新編 数学T (出版社 東京書籍) | ||
単元名 |
第1章2次関数とグラフ 第2章2次関数と方程式・不等式 |
小単元名 | 全般的な復習 | ||
単元 目標 |
互いに関連しながら変化するものとしての関数の概念を理解し、グラフをみて変化の様子をしる。また、方程式や不等式とグラフの関係を理解する | 時間配当 | 25時間/26時間 | ||
本時の 目標 |
関数表示ソフト「Function View」の使い、既習の内容を視覚からとらえ、理解を深める。 | 意図した授業 | コンピュ−タが授業内容の補足に有効で、関数の特徴やパラメタ表示の図形的表現を視覚で感じる態度を育てたい。また、生徒が既習内容の具体的イメ−ジを膨らませる機会を与えたい。 | ||
生 徒 の 活 動 | 感性のはぐくみにかかわる働きかけの意図 | 教師の働きかけ | |||
○コンピュ−タの電源を入れる ○Function Viewを起動する ○本時の学習課題プリントを読む |
○復習問題をコンピュ−タで解かせる ○既習内容とコンピュ−タで得られた結果を結びつける |
【10分】 ○前回の復習をして、操作方法の確認を行う |
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○教科書38ペ−ジ例題2の解法を思い出す ○判別式とx軸との共有点の個数の関係を整理する
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○既習内容を思い出させる ○コンピュ−タの画面をみて、具体的イメ−ジを膨らませる
《感じる》 |
【20分】 ○教科書38ペ−ジ例題2を板書する ○解き方を復習する ○判別式の暗記に頼る姿勢から視覚イメ−ジへ結びつける姿勢へ変化させるためにコンピュ−タの画面に集中させる ▲グラフの移動を見せて、x軸との共有点の個数の変化を見せる ▲板書された内容の再確認をさせる |
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○学習プリントの問題を解く
○電源を切り、後片づけをする |
○コンピュ−タを使って解かせ、その結果と従来の数学的解法による結果が同じであることを確かめさせる |
【20分】 ○机間巡視を行い、コンピュ−タ操作を援助する |
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本授業における「感じる」授業のための工夫点 ・既習内容の把握を視覚で確認させる。(一斉送信の時は、画面に集中させる) ・「パラメタの考え」を「グラフの動き」と関連づけて、グラフの移動を感じさせる。 ・視覚イメ−ジが、数学への親しみや興味を大きくさせる効果があるとともに、 従来の「数学的な見方や考え方」の価値に気付かせる学習課題を用意する。 |