1997/4/18
[不定積分]
年 組 番・氏名
以下の不定積分の解答で、間違いがあればそれを指摘せよ。
また、右の欄に正しい解答を記せ。

=
=
(Cは不定積分)

<解法@>
=
=
…@
<解法A>
右の公式を使ってとくと
=
…A
そこで、Aの結果を展開してみると
A=
となり、@とAの答えは一致しないのでAの解法は不適切である。
(問)ここで、「不適切である」と結論したが、これで良いか?答えなさい。またその理由も答えなさい。
<記述欄>
解法Aで使った公式の条件
とする理由を答えよ。
<理由>
の記述欄
- Aの
も@のCも同じ値である。8名
- @の定数とAの定数は違ってもいいからよい。
は@のCの一部だからよい。
はCに含まれる。
は積分定数にはいるから答えは一致する。5名
- 結果を微分すれば同じ結果になるのでよい。6名
- Cは決まった数ではないので何でも当てはまる。@のCにはAの
が含まれているかもしれないので「不適切」とはいえない。
- Aの
を1つにまとめてCと表したのが@の式だから。2名
- よくない。なぜなら展開しなくてもいいから。
- @は積分定数でありAの
はCと置き換えられるから@とAの答えは一致する。
- 不適切である。Aにおいては、最初の
内にある数には必ず
をつけなければならないのに
という
のついていない数がでているため。
- よくない。
も積分してでることもあるから。
- Aの
が@のCになっているから。
- 適切である。なぜなら、定数が一致しないだけなら答えとして適切である。
- 「不適切である」というのは間違いです。例えばAのほうのCに
代入すると
となって
というのは@のCに当てはめてもいい。だってCはどんな数字でもいいから。
の記述
- 右辺の
の部分が
の場合、分母が0になってしまうため。16名
- もし
が認められると公式内にある
の数が
とあり得ない数になる確率がでてくるため。
のとき、
となる。
のときは、定数にしかならないから。
- 0を代入すると公式が成り立たないから。
だったら
だけになってしまうから。
だと
がなくなってしまって、成り立たなくなるから。