Visual Basic 6.0を利用した実践授業報告

2000.1.29(土)

北海道札幌西陵高等学校
瀬戸 知比呂,政野  仁,霜山 郁哉

第1回 VBの操作、Printメソッド(命令)の利用
第2回 Dim文 :数値変数の宣言
第3回 簡単なプログラム
第4回 繰り返し処理
第5回 グラフを描こう
第6回 三角関数のグラフを描こう
第7回 バイオリズム
第8回 板ならべパズル
 ◎ 先生の感想
 ◎ 生徒の声

*ここで用いたプログラムのソースファイルをダウンロードすることができます。
  → 第5,6回 グラフを描こう (graph.LZH,3KB)
  → 第7回   バイオリズム (biolithm.LZH,2KB)
  → 第8回   板ならべパズル (panel.LZH,2KB)


 はじめに、この授業を実践することになった経過を説明します。本校では,3学年第4期(12月14日〜1月末まで)に授業を進路希望別に組み変え選択授業を取り入れています。

 選択授業は4単位(A選択)、3単位(B選択)の7単位分であります。HRでの授業は、3期から引き続き、国語(7)、地歴(3),公民(4),英語(6)、体育(2)、選択数学(4)となります。時数の取り扱いは、年間授業時数等を考慮して設定し、クラス別に計上する事にしました。科目設定は、A選択が、現代文演習、WORD演習、ベクトル演習、数T・U・A、Writing、英語長文、英語語法・文法、実践英語、物理U、化学TB演習、生物演習、体育の12科目。B選択が、古典演習、漢字検定、政治経済、倫理、日本史、郷土史、ベーシックプログラミング、数学T・A、英語文法・語法、英語長文、物理U演習、生物U、家庭経営の13科目であります。定員は、30人から40人としました。

 第1回の調査では、体育、ベーシックプログラミング、英語長文に希望が集中しました。その後、1ヶ月かけて何度か希望の変更をしてもらい、定員枠におさめました。係り、担任は、人数調整に苦労した事と思います。3学年、教務担当者、入念な準備と苦労の甲斐あって、このコンピュータ授業が実施できたというわけであります。私の他に、上記の2人の先生に準備と、授業を手伝ってもらいました。

 また、対象生徒は、40名(男子14名、女子26名)で、概ね進路が決定している者達であります。インターネットをやってみたいという希望が多くありました。凡そ半分の者が、パソコンに触れた事があると答えていました。第1回目の授業は、パソコンに慣れるという意味で、タッチキーソフトの「ヒデポン」を使用しました。こらは非常に好評で、皆黙々とキーを打ち込んでいました。「ヒデポン」は、シェアウエアで、1本1200円です。こういうソフトがたくさんあると、パソコン授業も楽なのですが。VBの授業はこうは簡単にいかないと思われました。しかしながら、この選択授業は、パソコンを何らかの形で使わせるというところに主眼をおき、理解は二の次と考えました。そうする事で何とか11回のパソコン授業が実施できたわけです。