Q 「代数解析研究会」が目指すものはなんですか?
「代数解析研究会」では、単なる知識や解答パターンを伝達するだけの数学ではなく、自分で考え、本質に迫り、創造する数学を教育することを目指して活動しており、主に道内の高等学校教諭で構成されています。
Q どんな活動をしていますか?
「代数解析研」の活動は次の3つの柱から成り立っています。
  1. 数学専門書の輪読・研究

     数学史的な観点から、自然科学教育に携わる数学科教諭として、現在に至るまで発展してきた数学を本質的にとらえながら研究しています。現在は関口隆先生に「関数解析学」のご講義をいただいております。

  2. 大学等の入試問題の研究

     単に入試問題を解くだけでなく、出題意図や背景を分析しています。
     研究結果は、毎年秋に行われる「北海道算数数学教育研究大会」の高校部会第6分科会で発表しており、助言者として出席される大学の先生方へは事前に質問状を送るなどして、高校教師としての立場から助言を求めています。

  3. 北海道高等学校数学コンテストの実施

     1982(昭和57)年から毎年実施されている北海道高等学校数学コンテストについて、問題の作成、解答の採点、結果の集計、関係諸機関との連絡・調整、表彰式の実施などを行っています。北海道から2人目のIMO(国際数学オリンピック)大会への出場者を育成しようとするだけでなく、いろいろな分野に数学的思考を巡らせる問題を作成して、自ら考え発見できる喜びを感じる高校生を育成したいと考えています。
     これまでの数学コンテスト実施を通して、東海大学教育開発研究所の秋山仁先生とも交流を深めており、コンテストで素晴らしい才能を発揮した参加者には「秋山仁賞」を贈っています。
     なお、実施が20回を超えたことを機に、冊子「北海道高等学校数学コンテスト20年の記録」を刊行しております。

Q いつ活動をしていますか?
  各会員が日々の教育実践の中で研究活動を行うことは無論ですが、「代数解析研」としては、ほぼ毎月1回(第4土曜)、研究会(例会)を札幌市内の高校で 行っています。春から夏にかけては「解析概論」の輪読、夏から秋にかけては入試問題の研究、秋から冬にかけては数学コンテストの問題作成が、例会の中心と なっています。例会には、現職の高校教員だけではなく、既に退職されたOB会員の方、大学の先生方が出席されることもあります。
Q どうすれば会員になれますか?
  北海道内の高等学校の数学科教員であれば、誰でも(時間講師や期限付採用でも)会員になることができます。「代数解析研」としての会費はありません。入会 を希望される場合は、下記事務局までお知らせください。次に行われる例会から、毎回ご案内をお送りします。より創造的な数学教育を目指して、一緒に活動し ませんか。多くの先生方の参加を心待ちにしております。
代数解析研究会での勉強会について

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北海道算数数学教育会高等学校部会研究部