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6.数学のプリント作成について

 数学用のソフトウエアとは関係ありませんが,道研の講座では要望が多い「数学プリント作成」について,簡単に触れてみたいと思います。

6_1 基本的なワープロ文書と数式記号

 問題になるのは,数式記号をどうするか,という点です。代表的なワープロである「Word」や「一太郎」には数式用のエディタがついていますので,それを用いると作成することができます。しかし,手間がかかるのが難点です。また,「Mathcad」のような数式文書を作成するのに適したソフトを用いたり,「Mathematica」をワープロとして用いることもできます。

6_2 数学用ソフトからのカット&ペースト

 数学用のプリントを作る際に,図を入れたいということがよくあります。先ほど紹介したフリーソフトの「Grapse」や「FunctionView」などでは,作成した図やグラフをコピーして,別なワープロのソフトに貼り付けることができます。手軽で機能も豊富なので,とても便利です。

6_3 作図用ソフト

 もっと凝った図を作りたいというときには,専用のソフトを使うことが必要です。主として次の2つの系統のソフトがあれば十分です。
・DRAW系ソフト
正確な描画やレイアウトを作図するのがDRAWソフトです。きっちりとした円や多角形,平行線,ベジェ曲線などを作成することができます。
 

・PAINT系ソフト
イラストや終え描き用のソフトがPAINTソフトですが,プリント作成の場合には画面をキャプチャする機能が使い勝手がよいといえます。画面キャプチャ機能を用いると,各種ソフトで作成した画像の好きな部分を取り込むことができます。

6_4 数式文書作成 TeX

 更に一歩進んだ数式文書作成としてお勧めなのがTeXです。フリーのソフトですから,お金もかかりません。ワープロなのですが,テキスト形式で打ち込み,コンパイルする必要があります。
 仕上がりもきれいですし,マクロを用いることで,数式に関する様々な文書を作成することができます。


\documentclass[a4j,10pt]{jarticle}
\begin{document}
$\displaystyle\sum _{k=1}^{n} \frac{1}{k^2-1}$
\end{document}
コンパイル

《参考ページ》

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