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1.いかにして情報を得るか

1_1 情報検索エンジンの限界

 インターネットからは様々な情報を取り出すことが可能です。ネット上では,ディジタル化され蓄積された教育や学習情報の保管庫(アーカイブ)としての役割があります。そこからの教育・学習情報の入手手段としてはYahoo等のディレクトリ型の検索サービスやgooなどのロボット型の検索サービスを用いることが多いのですが,大量の情報から必要なものを選択・取得することは案外大変です。無駄に時間ばかりが過ぎていくこともしばしばです。
 そうした問題を解決するためには,「数学」「数学教育」といった個別のテーマに分化したリンク集やサーチエンジン,2次情報データベースなどを活用する必要があります。最近では各県単位で教育情報を紹介するところも増えています。

1_2 数学関連のWebページにはどんなものがあるか

 さて, 「数学」に関するWebページにはどんなものがあるでしょうか。既にかなり多くのページが多岐にわたり公開されています。また,インターネットの教育利用についても全国様々な地域で試みがなされています。そうした情報を簡単に手に入れられるメリットがアクセスする側には存在し,まさに「保管庫」としての役割があるわけです。また,発信者側にとっての「公開」のメリットはどこにあるかというと,公開すればそれについて関心を示す人が存在するわけで,メールの併用により,様々な連携や議論が日常的に可能になるのです。
  「数学」にしぼったWebページについて考えた場合,大まかに次のようなものが公開されています。 ここでは実際にいくつかのページを紹介しますが,後の演習で実際に様々なページをネットサーフィンしてみてください。

《参考ページ》

1_3 ネット上からダウンロードできる数学用フリーソフト

 インターネットの普及に伴い,ネット上からダウンロードできる数学用フリーソフトウエアが増えてきました。これまでのフロッピーディスクやCDといった媒体から,通信を通した普及は大きな変革をもたらしました。
 常に最新のソフトを手に入れることができると同時に,これまでよりも急速に広範囲に普及させることを可能にしました。こうした状況は,数学用ソフトウエアを開発している人達にとって大きな力を与えたといえるでしょう。また,それを簡単に手に入れることにより,これまでよりコンピュータを授業に活用する可能性を切り開きました。

ソフト名 著作権者 URL 用途 再配布の条件
Function View 和田 啓助
(群馬県立桐生工業高等学校
http://www.tohgoku.or.jp/~kei-wada/index.htm 関数グラフ表示 再配布自由
GRAPES 友田 勝久
(大阪教育大学附属高等学校池田校舎)
http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~tomodak/grapes/
関数グラフ表示 再配布自由(条件付き)
Math'98
for Windows
秋津 明宏
(埼玉県立大宮高等学校)
http://hp.vector.co.jp/authors/VA019891/
関数グラフ表示・図形操作 再配布自由
Geometric Constructor 飯島 康之
(愛知教育大学数学教室)
http://www.auemath.aichi-edu.ac.jp/teacher/iijima/gc/magazine/gcmg9706.htm
図形作図ツール 研究目的以外の配布禁止
(仮称)十進BASIC 白石 和夫
(文教大学)
http://www.vector.co.jp/authors/VA008683/
プログラミング 事前に連絡

《参考ページ》

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