《 1996〜2000〜2003〜2006〜2008〜2010〜 / 2012 / 201320142015 》

 ※ 各期間に掲載されたレポートや研究発表をまとめています。

きっかけづくりのための「お話」「問題」
 
@Author Youichi.Fukushima  @Version 1.00;4.Aug.2012
 よくある失敗を滑稽に表現、ポイン卜を強調した問題、身近なもので例えるということをポイントに授業実践を紹介します。

「数と式」の実践から
 
@Author Kensuke.Ootani  @Version 1.00;4.Aug.2012
 基礎学力に不安がある生徒が受講する講座の指導において「数と式」で味わった衝撃と実践についてのレポートです。

連立方程式を解く楽しみ〜ラグランジュの未定乗数法:多変数関数の極値の算定について〜
 @Author Youichi.Murata  @Version 1.00;4.Aug.2012
 周知の通り多変数関数の極値は偏微分で求められます。その際偏微導関数や偏微係数、極値決定のための行列式の計算等が煩雑です。その点ラグランジュの未定乗数法ではとくに極値の存在がわかっている場合、計算が連立方程式の解法に帰せられ親しみやすく今般、方程式の解法を楽しみながら、例題3題を未定乗数法に絞って纏めてみました。

数式等の英語での読みについて(その1)
 @Author Youichi.Murata  @Version 1.00;4.Aug.2012
 毎日のように見慣れている数式等ですが、これらを英文で表現したらどうなるか考えてみました。幸い稿末表示の良いテキストが見つかり、英語が好きなこともあって不明な表現は真似るなどしてチャレンジしたわけです。

記数法に関する前振りネタ
 
@Author Fukukazu.Yasuda  @Version 1.00;4.Aug.2012
 10進法や2進法などの記数法の発見が以下に大切かという説明に使える前振りの話しで、漢文 とのコラボも可能な話しを紹介する。 この話しは、20年前に中国で買ってきた中高生の読み物の中に書かれていた。明の時代に“笑 府”という小噺集が編纂された。そこに収録されている「訓子(子に教える)」という噺である。

数学はずっとしてきた 見える化 数学の良さ
 
@Author Fukukazu.Yasuda  @Version 1.00;4.Aug.2012
 最近“見える化”という言葉がよく使われる。数学ではずっと“見える化・測る化”をしてきたなあ、という気がしている。

<課題研究>オイラーの公式に端を発して
 
@Author Fukukazu.Yasuda  @Version 1.00;4.Aug.2012
 今年の2年生の課題研究で、いくつか生徒と話した中で、一人の生徒が興味を示したが3人共通 の課題にならなかったものを私の課題として考えてみた。立ち消えとなった話題は、『 e = −1 』 もし、これについて課題研究することが決まっていたら、生徒をどのように導いてやるかを考えてみた。考えるときの最大の制約条件は“2年生は微分積分を知らない”である。

三角形の面積公式、正弦定理、第一余弦定理、第二余弦定理の同値性について
 
@Author Yuuichiro.Hayashi  @Version 1.00;4.Aug.2012
 三角比を用いて平面図形の性質を計量的に調べることは三角比の有用性を知るうえで大切なことである。これらはそれぞれ形は異なるが、実はすべて同値であることから教材としての流れを示します。

「二軸過程モデル」を生かした学習指導の提案
 
@Author Hiroyuki.Kudou  @Version 1.00;4.Aug.2012
 本稿では、「2軸過程モデル」(小山,2006)の実証的理論を用いて、生徒の数学的理解の過程に 焦点化する。そして、数学教育における「記述的特性」と「規範的特性」について実践的研究を行 うものである。

ちょっとした計算Tips
 
@Author Mituru.Sugawara  @Version 1.00;4.Aug.2012
 授業の中で,ちょっとしたTipsなどを通学通信として不定期で適宜『Do Mathematics!』と題して生徒に渡してきました。今回はこの中から計算の工夫に関するちょっとしたTipsを3つほど紹介 したいと思います。会員の皆様の日々の授業に参考になれば幸いです。

ユニークな入試問題2012
 
@Author Ryousuke.Yoshida  @Version 1.00;4.Aug.2012
 入試問題も色々なものがあります。そのなかでもちょっとユニークな出題をしているものを紹介するレポートの2012年版です。

微積分における三角関数の極限と循環論法について
 
@Author Hisashi.Kimura  @Version 1.00;2.Jun.2012
 今年度の北海道大学の個別学力試験の中に、不等式証明問題で、sinxx (x≧0)を示すという場面があった。この解答について疑問が残ることはないだろうか。

ほんまにあかんか?
 
@Author Fukukazu.Yasuda  @Version 1.00;2.Jun.2012
 今回の問題作成のきっかけは、1 年生の基礎課題研究のポスター発表に「点と直線の距離の最小値に興味を持ったが、この最小値を求めるためには数III の微積分を知らなければ求められないと聞いたので、現段階では諦めた」とあり、発表者の生徒に、それは本当か? と疑問を投げかけた。一般的な方法としては、確かに数III の微積分を知っていれば求められるかも知れない。でも、微積分を知らなければできないという保証はあるのか? 微積分を知らなくても、うまく変形すれば最小値を求められるかも知れないじゃないか。(さらに、これは言わなかったが、“微積が最大最小値問題の万能薬ではない。微積でやると難しいが、他の方法でわかりよいのはいっぱいある”という思いもあった)

対数凸関数の紹介
 
@Author Fukukazu.Yasuda  @Version 1.00;2.Jun.2012
 昨年度の北海道数学コンテストの問題にガンマ関数Γ(x) に関係した問題(本プリントの最終 ページ参照)が出題されたが数学的意味のある問題である。今回のレポートは、条件(iv) の唐突さ を解消するものとしての『対数凸関数』の紹介である。

あって良かった複素数
 
@Author Fukukazu.Yasuda  @Version 1.00;2.Jun.2012
 村田洋一先生が、第79回本数実研(11月26日)で話されたレポートの不定積分について、先 生が示された部分積分の方法は、変形は簡潔で短くすっきりしたものだった。今回のレポートで は、複素数を利用すると違う見通しの良さがあると思い紹介する。そして、以前から収集している“あって良かった複素数” のコレクションに加えた。

-2≦x≦1のとき、-4≦x2+2x≦6はなぜダメ?
 
@Author Takuya.Sugimoto  @Version 1.00;2.Jun.2012
 授業中に生徒から「なんでダメなの?」という疑問の声が上がったので、1時間 かけて生徒たちに考えさせたら、意外とおもしろい解答が出てきたので、発表します。

『数と式』雑感
 
@Author Kensuke.Ootani  @Version 1.00;2.Jun.2012
 今年度から新学習指導要領による「数学I」がはじまりました。基礎学力に不安がある生徒が受講する「数学I基礎」と、標準レベルの「数学I」、そして2単位で履修を終える「数学特I」の3種類の講座を用意し、生徒が講座のレベルを理解した上で、希望の講座を受講できるシステムとなっています。今回は、このうちの「数学I基礎」の指導において「数と式」で 味わった衝撃と実践についてのレポートです。

転がる2次曲線が作る曲線
 
@Author Mutuo.Matumoto  @Version 1.00;2.Jun.2012
物体を転がすと、様々な美しい曲線が完成する。今回は、いくつかの2次曲線を転がしてできる曲線 を、Mathematica で作成してみた。

RSA暗号と素因数分解
 
@Author Yuuichiro.Hayashi  @Version 1.00;2.Jun.2012
 今日、インターネット上の商取引や重要文書の通信セキュリティ、デジタル・ファイルの管理に 暗号化ソフトが使われている。これにはRSA暗号方式が使われている。これは、1977年MITの Rivest、Shamir、Adlemanのグループが考案したもので彼らの頭文字をとってRSA暗号として いる。彼らはこの功績でTllring賞(2002年)を受賞した。この暗号には初等整数論のいろいろな 性質や巨大素数からなる巨大合成数が活用されている。もしこの数が意図的に因数分解できればた ちまち暗号は解読されセキュリティは破綻する。本稿では、この暗号体系にかかわる整数論や素因 数分解問題の話題を提供する。

第30回北海道高等学校数学コンテスト
 
@Author Mitunori.Sasaki  @Version 1.00;2.Jun.2012
 北海道高等学校数学コンテスト30回を迎えて、コンテストの草創期から現在までの経緯や関係者などを振り返ります。また現在数学コンテストの過去の入賞者の追跡調査を行っています。皆さんの同窓等で連絡先がわかる方は事務局までお知らせいただくと幸いです。コンテスト関係の古い資料・写真も探しています、ネガや写真からでもデジタル化・修正も可能です。現在準備中の30年記念誌に資料として添付したいと思います。

円順列の指導についての一考察
 
@Author Daisuke.Yamamoto  @Version 1.00;2.Jun.2012
 数学の不得意な生徒にとって最も厄介なのが「場合の数と確率」の分野ではないでしょうか。特に この分野については解答は一つしかないにも関わらず、解法は複数個考えられます。この分野の苦手な生徒は、自分の解答や考え方のどこが違っているのかがいつまでたってもわからないままにしているところにあるのではないかと考えます。そこで、今回は円順列を例にして考察してみたいと思います。

不思議数との出会いの覚え書き2
不思議数との出会いの覚え書き50篇
不思議数との出会いの覚え書き3
 
@Author Fuminori.Nakamura  @Version 1.00;2.Jun.2012
 本稿は、「不思議数との出会いの覚書」(18 篇)とその続編「不思議数との出会いの覚書U」(32 篇)の集冊版です。「不思議数との出会いの覚書」は、数学を生業とする仕事柄、いろいろな機会や場所で触れることのできた数たちを書き留めてあったものをまとめたもので、「どうして?」「へーっ!」といった疑問符や感嘆符といった素朴な感情を大切にしながら数たちを紹介しています。だから数学の苦手な人や中学生にも読める内容になっています。これに対して「覚書U」はその方向性が少し違ったものになってしまいました。数たちとの出会いが加齢とともにめっきりと減ってしまい、渇望からか次第に数の話題を求め探すようになりました。ExcelVBA やら多倍長計算ソフトを用いて重箱の隅を楊枝でほじくるように、数の性質を強引に引き出そうとしたのです。
 その結果、内容は話題にした数とは直接関係がないものや極めてマニアックなものとなってしまい、その根拠の説明や論理の証明のために行を費やしてしまいました。だから「覚書U」は数学的な色がより強くなり、新教育課程の「課題学習的」な傾向になっているかと思います。

―私の数学散歩道(11)―ピアーズ・フォスター 簡約積分表の公式の証明(3)
 @Author Youichi.Murata  @Version 1.00;2.Jun.2012
 今回は「指数関数及びその他の関数を含む式」で、これをもって本シリーズの最後としたい。 見なれない公式も多いが、これにより難関大学を含め入試等に出てくる指数関数を含む積分の 計算に殆ど対応できると思う。解法のポイントは置換積分と部分積分が主であるが、結構計算 が面倒なものもある。

電子書籍時代の教材作成 Mathematicaで見る数学の世界
 
@Author Mutuo.Matumoto  @Version 1.00;28.Jan.2012
「生徒」と「教材」の関係は、従来は、教科書、問題集、宿題等の紙を媒体とした教材により理解してきた。これは素晴らしいことである。 時代が進みコンピュータ技術が進歩した現在、手で触れると動き反応するCG教材等を活用 すると、より深い理解が得られる。現在、多くの数学ソフトが存在するが、やはり Mathematicaは最強なソフトであると確信する。【第80回数実研講演レポート】

ヴァーチャルドラムの作成(行列とユークリッド距離の利用)
 
@Author Jun.Toyama  @Version 1.00;28.Jan.2012
 北海道大学工学部情報エレクトロニクス学科コンピュータサイエンスコースでは3年生の後期 に学生実験Uという科目が用意されている.この科目は3〜5人で−つのグループを構成し, グループ毎に自由な課題を設定して半期(16週)をかけて取り組む科目である.当期はある グループがヴァーチャルドラムの作成に取り組んだため,その中から主に数学的な要素を 取り出してヴァーチャルドラムの概要と共に報告する.

語り合う数学を目指して
 
@Author Tomoyuki.Okazaki  @Version 1.00;11.Jun.2011
 受験生が少なく、苦手意識が高い生徒が多い。そこで教科書や受験問題にこだわらず、知的好奇心を高める話題を、生徒と共感しながら語り合うことを目指しています。

数学A「平面図形」の指導
 
@Author Katsunori.Nakanishi  @Version 1.00;28.Jan.2012
 現行学習指導要領「数学A」を“初めて”指導するに当たり、他の章との指導内容や 性格の相違を改めて認識するとともに、「説明→演習(宿題)」の単調さから脱却した 授業改善、数学における言語活動の実践、新課程数学における「課題学習」の位置付け など、諸課題の解決に進むための一歩としたく、今回の取組を実践した。

正弦曲線の長さについて
 
@Author Takaaki.Yoshimachi  @Version 1.00;28.Jan.2012
 数学Vで、積分法の中に曲線の長さを求める分野がある。 正弦曲線の長さは、どのようにして求めるのかを考えてみることにした。

―私の数学散歩道(10)―ピアーズ・フォスター 簡約積分表の公式の証明(2)
 @Author Youichi.Murata  @Version 1.00;28.Jan.2012
 今回は「三角関数を含む式」とし266.から389.の公式より適宜選んで証明をつけた。 部分積分の公式にこれらを組み合わせることで、実際入試等に出てくる三角関数を含む積分の計算に 殆ど対応でき、また公式によっては積分の練習問題としても使えると思う。

7色のロケットクレヨンと6色のレゴブロック
 
@Author Kensuke.Ootani  @Version 1.00;28.Jan.2012
 今回のレポートは、この「データの分析」の単元を使って、センター試験の「数学B」第5問、統 計とコンピュータに係わる問題に挑戦するという試みです(っていうほどおおげさなものではあり ませんが…)。

学力差のあるクラスに対応した授業の取り組み
 
@Author Noriko.Satou  @Version 1.00;286.Janl.2012
 今回は、「基礎的・基本的な知識・技能の習得する学習」に重点を置いた授業の取り組みについてまとめてみました。

「学び直し」について
 
@Author Sadato.Shimizu  @Version 1.00;28.Jan.2012
 義務教育段階の学習内容の定着、高校の教科書レベルを理解するための基礎事項の定着を目的として準備している学び直しについて紹介します。

新学習指導要領導入準備について【報告】
 
@Author Sousuke.Yoshida  @Version 1.00;28.Jan.2012
 次年度より高校でも数学・理科において新学習指導要領の先行実施となることで各学校の先生方も教 育課程の組み直しから始まり教材研究までいろいろとご苦労されていることと思う。八雲高校も例にも れず検討を要しているわけであり、その一様を報告することで各先生方の取り組みの何かの足しになれ ばと考える。

数検1級に挑戦!
 
@Author Daiki.Sagawa  @Version 1.00;28.Jan.2012
 私は,現在務めている野幌高校(江別市)に赴任した平成20年から。数検1級に挑戦し続けています.理由はいろいろありますが,自分の数学の力をにぶらせないこと,そして何よりも私が数学の人間として刺激を受けたいというのが大きいです.今ではライフワークのひとつになっていますが,昨年の10月検定でちょうど10回目の受検となりましたので,ここで今までの問題を整理して,数検1級についてどういうものかをお知らせするとともに,1級で実際に出題された問題の中で大学入試に関連する問題を紹介したいと思います.

内接四角形の公式?
 
@Author Ryousuke.Yoshida  @Version 1.00;28.Jan.2012
 生徒とのちょっとしたやりとりの紹介です。



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