《 1996〜 / 2000〜 / 2003〜 / 2006〜 / 2008〜 / 2010〜 / 2012 / 2013 / 2014 / 2015 》
※ 各期間に掲載されたレポートや研究発表をまとめています。
初等的な不等式III
@Author Itsuo.Yanagita @Version 1.00;18.Feb.2015
ここでは,対称式の不等式を扱っている.三次の対称的な多項式の不等式の一部については,初等的な不等式 II で扱ったが,ここでは,次数に関係なく多項式の不等式を主に扱い,多項式以外の不等式も扱う。証明が難しい不等式の証明に対して有効な,SMV-Theorem , EV-Theorem , RCF-Theorem 等を証明し,使用する。
教材研究 二項係数を含む等式について
@Author Itsuo.Yanagita @Version 1.00;18.Feb.2015
二項係数を含む等式を大学入試に出題されたものを中心に集めてみた。
二項係数を含む等式について (2)
@Author Itsuo.Yanagita @Version 1.00;18.Feb.2015
Zhi-Wei Sun による結果を出来るだけ初等的に証明してみた。
二項係数を含む等式の証明方法について
@Author Itsuo.Yanagita @Version 1.00;18.Feb.2015
二項係数を含む興味深い等式と,これらの等式を統一的に証明する方法を紹介したい。
教材研究 三角関数の等式について
@Author Itsuo.Yanagita @Version 1.00;18.Feb.2015
千葉大学で出題された入試問題や興味深い三角関数の等式を紹介したい。
導数列と和の公式
@Author Fumioki.Wada @Version 1.00;15.Feb.2015
このレポートでは、高校生用の読み物として数列の新しい和の公式を紹介します。“導数列”というもの(階
差数列のようなもの)を定義し、その性質を調べます。そして、部分積分の数列バージョンとして和の公式
をつくります。
小論文的解法の見方〜君はオレオレ詐欺に引っ掛かっていないか
@Author Fuminori.Nakamura @Version 1.00;28.Nov.2015
小論文は,「問われている事柄に対し,一つの言いたい事(主張)があって,読み手である第三者を客観的,論理
的に説得するために書かれた文章」である。フォーマットに留意しながらまとめていくと,そこそこの小論文は書けるものである。
ここで「小論文」を「数学の記述問題」に読み替えてみる。すると上述のポイントは数学の解答にも当てはまってしまう。数学の問題資料とは,グラフ,図,そして小問である。数学の記述問題の解答は,これを用いて「設
問に対し,一つの解法があり,出題者である第三者が客観的,論理的に理解できるように書かれた」文章である。
小論文は文の性質を文字で語るのに対し,数学は数の性質を数字や式で語るだけであり,日本語,英語と同じよ
うに数学語という言語による解釈であることに違いはない。
漸化式の平衡値の小手技〜漸化式の項をShareしよう
@Author Fuminori.Nakamura @Version 1.00;28.Nov.2015
非同次式(非斉次式)の一般解は,その特殊解と同次式の一般解の和として得られる。
本文の内容は一言でこのように表現される。ここで非同次式の特殊解は特性方程式の解として得られる。また,同次式の多くは等比数列の一般項である。ただ,原理としてはそうであるが,本文はそんな大げさな性質を大上段に構えて論じてい
るわけではない。いたって単純であり,「項の値をシェアする」操作で漸化式の一般項を求めてみようという内容である。
特性方程式は,漸化式の一般解の解法のキーワードとして自然に用いられようになった。しかし特性方程式や特殊解(特性根)という用語の定義がないまま,使えば求められるという極めてマニュアル的な説明で用いられる。何か「特性」は「特別」なものとして捉えられ,そういう特別なテクニックをかざせば解決できるという発想はどうなのだろう。
数学の言葉…その似て非なるもの
@Author Fuminori.Nakamura @Version 1.00;29.Nov.2014
次の2つの文章を比較してみよう。
本論は「数学の言葉…その似て非なるもの」をタイトルにしてその違いを理解することを目的とする
本文は「算数の用語…その似て否なるもの」をテーマにしてその異なりを認識することを目標とする
この2つの文章の意味の違いはなんだろうか。
数学は数と式で論理が示される言語(数学言語)であるが,語られた数学を読み理解するのは会話言語(日本語)を用いる。数学用語はその両者をリンクする中間言語であり正確に翻訳しなければ伝わらず論理が崩れてしまうこともある。
そこで本レポートは思いつくままに似て非なる用語を読み解きその違いを雑筆している(論文ではなく覚え書き程度のものである)。「数学の用語」は会話用語との多義や転義を考慮しタイトルでは「数学の言葉」とした。「非なるもの」は言葉の比較の意味であり,違いではなく異なりを考察する(文中では「異なり」を「違い」で表現しているものが多いが言葉としての使い易さからである)。ただ異なりは多様であり個々により解釈も変わる。だから「異なりを認識する」のではなく「異なりを理解する」ことに留めている。数学の言葉を整理し理解することで活動のコミュニケーションが生まれて,より深いまなびが得られればと思うのだ。
だから本レポートのテーマは次のようになる。
本文は「数学の言葉…その似て非なるもの」をタイトルにしてその異なりを理解することを目標とする。
1次不定方程式の解法について
@Author Ikuio.Tokioka @Version1.00;28.Nov.2015
数学のいずみのトップページの項目のプリント倉庫「1次不定方程式の整数解」を見た。別な解法を紹介したい。
―私の数学散歩道(26)―三角・対数・指数等の各種方程式について
@Author Youichi.Murata @Version1.00;28.Nov.2015
今回下記の4題の方程式を考えます。
(1)は 201年防衛医大の問題を120°=α,0°<α<360°として他にも解がないかを含めて方程式の問題に転化
したものです。これを方程式にするとあまり見たことのない式変形が現われ、興味を覚える解答になりました。
(2)〜(4)は自作問題で,とくに(4)で現れた11 次の高次方程式が正の実数解を持たないことを示すのに苦労しました。
微分法では高次導関数が出てきて纏めにくく掲載の通りとしました。
良い解答が見つかればご教示ください。
直積表で学ぶ展開・因数分解・平方完成
@Author Masaaki.Tsushima @Version 1.00;28.Nov.2015
本校の生徒の中には小学校や中学校のときにに欠席が多く、中3で履修する展開や因数分解についてはほとんど理解できていない生徒が多く入学してきます。そのため、教科書通りにはなかなか進めないこともあり、理解を促すための工夫が必要だと強く感じています。
生徒の視覚的にうったえるような直積表が本質的な理解につながると感じ、授業を行いました。
数学Vの指導の工夫(2)
@Author Wataru.Nishida @Version1.00;28.Nov.2015
昨年度に続いて、数学Vを担当している。教科書がわかりやすくなったと感じている。具体的には、例題と練習問題の関係、練習問題の数値を考慮してスモールステップにしているなどである。教科書通り授業をしても問題はないのであるが、工夫した箇所はあった。今回は2つ取り上げた。
高校一年生への焦点の話 資料1 資料2 資料3
@Author Fukukazu.Yasuda @Version1.00;28.Nov.2015
2次関数のグラフの知識がある高校一年生に、判別式利用や微分計算をせず、放物線の接線を求める方法の紹介と、放物線に光が当たると、
反射光が一点(焦点)に集まることの証明をする教材開発のレポート。
高校から依頼を受けて一年生240名に体育館で行った講演のために作成したプレゼンと資料の紹介。時期は11月上旬。実施内容は「符号
理論の中の誤り訂正」と「放物線の焦点と接線との関係」の二つを実施。今回はこのうちの後者をレポートした。
資料1.sujitu95:2〜4枚目は、当日、生徒に渡したワークシート
資料2.tanline_up:プレゼン用に作成した全pdfファイル
資料3.gojitudan:講演会後に生徒に配布していただいた読み物
資料1.のマスマジックNo1 は「符号理論の中の誤り訂正」で、今回の数実研ではレポート発表はしていない。マスマジックNo2 以降が「放物
線の焦点と接線との関係」である。
多項式の2乗の展開をするだけで、判別式や微分計算を使わずあっという間に接線が求まる方法を紹介。その後、放物線で反射した光が1点
に集まることを証明。また、3次関数や4次関数でも簡単に同じ方法で接線が求まることを紹介。
日々の授業の中から感じたこと
@Author Yusuke.Yamamoto @Version 1.00;28.Nov.2015
○最近の授業で気づいたこと
○参加した研究会で気づいたこと
○授業改善
などについて、日々の授業から感じたことをまとめてあります。
なんとなく納得して鈍角の三角比へ
@Author Kensuke.Ootani @Version1.00;28.Nov.2015
前回の数実研で「鋭角の三角比」の実践についてレポートを書きました。その際に、鋭角から鈍角へ拡張するときの進め方がなかなかうまくいかない、と言うことを書きました。生徒にしてみると、それまで直角三角形を何度も描いては、辺の比を考えて三角比の値を求めたり、辺の長さを求めたりということを繰り返し、やっとできるようになったところで、鈍角の三角比に入ると、突然座標平面が出てきて、半円が描かれ…“あらためて定義する”とされるので、「なんだろう」となってしまうのも無理はないかもしれません。
今回は、この釈然としない(であろう)、鈍角への流れをなんとかしたいと考え、思いつきでやってみたことをレポートします。
三角関数における教材開発
@Author Ikuo.Kimura @Version 1.00;28.Nov.2015
4年ぶりに数学Uを教えることになりました。本校では初です。苦手な生徒が多いと思われる分野の一つである三角関数について新たな指導法を模索するため、教具を作成しました。板書を通しての理解に加え、視覚的な理解(=見て分かる)と実体としての理解(=動かして分かる)を補完することが目的です。
指スマを分析してみる
@Author Naoki.Toyama @Version1.00;28.Nov.2015
6月6日の大谷先生の指スマレポートは久しぶりに数学したい情熱が掻き立てられる面白い内容でした。そこで今回は指スマを分析してみた。
とりあえずアクティブラーニングをやってみた
@Author Daiki.Sagawa @Version 1.00;28.Nov.2015
考査対策、早い話がテスト前の自習にアクティブ・ラーニングを次のような形でやってみました。
@全員が3O点以上(赤点を回避すること)を目標とする.
A席移動は自由にしてもよいが,決して他の人の邪魔はしないこと.
B先生に「一から教えて」という質問はしないこと.
フィボナッチ数列
@Author Masahiko.Miyano @Version 1.00;28.Nov.20153
フィボナッチ数列は、黄金比などの日常生活と密接した様々性質が発見されるなど、数学的に大変面白い分野だと感じる。高校数学の中でも、時折登場してくるフィボナッチ数列において、自分なりに興味深い発見がありましたので、証明しました。
アクティブラーニングだなんて言わないよ絶対
@Author Youichi.Fukushima @Version1.00;31.Jun.2015
売れない頃から好きで、応援していた歌手の人気が急上昇した。最初はうれしかったが、テレビにもたくさん出て、皆がちやほやするようになったのを見て、なぜか思った。売れない頃の方が良かった…と。よく聞く話であるが私も似た心境になっている。
中教審で話題に上がってから、「アクティブラーニング」というワードが聞かれる回数が激増し、最近では書店で関連書籍が平積みされているのを見つけるまでになった。3年前にリクルートのキャリアガイダンスの記事で知った以来、目標としていた言葉だったが、へそ曲がりの性格が災いして、最近は使いたくなくなってきた。でも、やっていることは変わっていないので、当然アクティブラーニングを
意識した授業実践なのだが…。
でも、「アクティブラーニングだなんて言わないよ絶対!!」←inspired by Noriyuki Makihara
「紙を折る」
@Author Yukie.Haga @Version 1.00;3.Oct.2015
第94回数実研講演・実習レポート
0.紙を折ると
1.カミの錬金術
問い: 正方形から白銀比や黄金比の長方形を折る方法は?
2.オリガミクス
体験: 任意母線からの…不思議
3.一刀切り
問い: 三角形・四角形等を一刀切りで切り出す為の折りたたみ方は?
4.折り紙で立体模型
実習: 正四面体の切断模型とその入れ物
6人での授業の一風景
〜数学活用をやっています〜
@Author Tetsunori.Kawashima @Version 1.00;3.Oct.2015
今年は担当・開設1 年目と考え(ある程度割り切り),毎時間試行錯誤の繰り返し。めげないで,教材研究をしっかり行い,蓄積していく。反省事項はその都度修正または記録する。それらを次年度担当者に引き継ぐ,または継続して頑張る。
ゆびすま2
@Author Tomoyuki.Okazaki @Version1.00;3.Oct.2015
前回(第93回)の数実研で、有朋高校の大谷健介先生が「ゆびすま1」を発表された。身近なゲームについて解析を行われたことから、発表後、多数の先生の間で話題になった。
しかし、この理論は「引き分けを考慮せず、1勝する場合」に限定したものである。そこで、この限定条件をなくした場合について考えてみた。
三角形ABCの辺BCの中点を頂点に持つ内接正多角形について
@Author Ikuio.Tokioka @Version1.00;3.Oct.2015
前回の発表の続きである。
次の問題は,Website「ヨッシーの算数・数学の部屋」質問・問題に答えるコーナー(平面図形に関する問題)にある。解答を見ると,中学生レベルで求められる。
数学の定期考査を少しだけ工夫してみる
@Author Yusuke.Yamamoto @Version 1.00;3.Oct.2015
学習指導要領では、「言語活動」や「主体的な学習」というのが重視されている。そういった活動を定期考査に反映していくにはどのような問題を出題するのが良いのかを考えている。本校は松前町内で唯一の高校であり、現在は町内唯一の中学校から入学してくる生徒しかおらず、今年度の1年生は、中学校から20名弱が函館などの都市部の高校へ進学している。そのため、学力差が幅広く、定期考査のほとんどの問題が教科書の類題程度しか出題していない嫌易度を上げると途端にわからなくなり、平均点が極端に下がってしまうため)が、何か少しでも普段の授業で伝えていることや数学的な見方や考え方を問うような問題を定期考査に反映出来ないか、ということで毎回少しずつではあるが、何かしら工夫をするようにしている。
―私の数学散歩道(25)―1997センター入試(追試験)数学U・数学B 第1問(1)の別解検討
@Author Youichi.Murata @Version1.00;3.Oct.2015
センター試験の過去問を遡って見ていたら下記の問題が気になりました。面白そうで、いくつか別解が見つかる可能性があり挑戦してみたところ、問題の指示に沿った解を含めて下記4つの解を得ました。
また通常答としての最大値、最小値のほかそのときの座標を示すことが多いですが、本問ではその設問がないため追加しその理由を考えてみました。
結論は問題の誘導から考えて計算が煩雑で、時間不足に陥るためと推定しました。
その他の解答があればご教示下さい。
めげずに出す、いじわる(?)問題〜夏休みの研修をヒントに〜
@Author Youichi.Fukushima @Version1.00;3.Oct.2015
担当している学年も3年生になり、もう私の出題に「いじわる」という生徒は、ほぼいなくなりました。粘り強いガイダンスが実を結んだのか、単に生徒が慣れたのか、言っても無駄だと諦めてしまったのか、授業で扱った例題とは違う問題の出題も浸透してきたようです。今年度は数学IUABを総合的に学ぶ学校設定科目を担当しています。上記の言葉に刺激され(勇気づけられ・調子に乗り・触発され)、
夏休み明けの実力テストや定期試験で出題した問題を紹介します。
三角形の相似で切り込む「鋭角の三角比」
@Author Kensuke.Ootani @Version1.00;3.Oct.2015
三角比の学習が進んでいくと、「結局、サインコサインって何のことだつけ?」という生徒の声を聞くことがあります。確かに、相互関係から正弦・余弦定理へと進んでいき、少し躓いてしまうと、つい「サインコサインって…」と考え直してしまうかもしれません。その対策のために、サインやコサインを簡単な言葉で身につけてもらうことをねらいの一つとして、私はいつもこの方法から三角比を始めることにしています。
今回は、その切り口から始め、さらにもう少し内容を工夫して授業を進めていった結果、一部分は割と効果的な内容の実践となったように思いますので、きよう発表することにしました。
わかってる・知っている、でも説明できる?
@Author Fukukazu.Yasuda @Version1.00;03.Oct.2015
この春、当たり前やから使ってたけど、ほんまにそうか? と思うことがあった。 実際に確かめ
た(証明した)ことなかった" ような気がする。他の人はどうなんやろと思うて、数人の学生に聞
いてみたらすぐに説明が帰ってこなかった。それを紹介する(問題1)。
さらに、以前数実研で口頭説明のみで話したことのあるものも併せて書いておく(問題3)
一を聞いて十を知る、百を識って一を教える
@Author Fukukazu.Yasuda @Version1.00;03.Oct.2015
数学の教員になろうという学生を念頭に、ある種の問題集のようなものを作ってみようと思い、
作った質問集がある。本学の一年生が学習する数学1のテキストに付録として巻末に載せた。その
中からいくつかをピックアップし紹介する。テキストでは質問集の最初に利用方法を示したが、本
資料では最後に<注>として原文のまま2 ページに載せておく。
また、その中の一つの問題(パスカルの三角形)に関わるトピックを紹介する。
a+b > c+d
@Author Tomoyuki.Okazaki @Version1.00;6.Jun.2015
この問題を解く際、実は問題解釈の点で迷いが出た.「整数を選ぶ際に、重複は許されるのか?」という点である.
入試問題では、重複を許さないときに整数をカードに置き換えているが、この問題では
その配慮はない。本校の数学教諭にも意見を伺ったが、回答は分かれた。
そこで、問題を重複可・重複不可の場合に分け、比較してみた。
最小公倍数、最大公約数を図で理解してみる
@Author Naoki.Toyama @Version1.00;6.Jun.2015
新課程になって登場した整数の性質。数の持つ不思議さを味わうことができる整数の性質は興味深い分野であるとともに、まだまだ未解決分野も多い謎をはらんだ分野であるといえよう。整数の性質はつっこんだ内容まで入っていくと高校生では理解するのが難しい領域にまで入ってしまう。そのため教科書でもくわしい理論面は避けて性質だけを追っていく形になっているような気がする。それはそれで整数の持つ不思議さを味わううえではよいのかもしれないが、その一方で整数の
性質はどうもとらえどころのなくてはっきりしない、そんな印象を持ってしまう。そこで今回は最小公倍数と最大公約数をテーマに図を使って理解することに試みてみた。
『タイル割り問題』の考察
@Author Wataru.Takakura @Version 1.00;6.Jun.2015
この問題において、最も重要な解決の鍵は、「こわれるタイルの個数は、対角線が水平線群と鉛直線群とによって分割される区間数に等しい」ということに着眼することである。上記の考察のように、「うまい対応」を見つけて1つの問題を別の問題に置き換えることは数学的発想の基本事項である。
Geogebraを活用するには
@Author Takahiro.Shirato @Version 1.00;6.Jun.2015
第91回,92回の数実研にて札幌旭丘の菅原先生が紹介しているGeoGebraというフリーの数学教育ソフトがある。最近ipadでの利用も可能になり,これからのICT教育に活躍するソフトになるだろう。これは波に乗らればと思ったが、残念ながら私はipadを所有していない。ipadでどこまでの動作ができるのかは確認できなかった。だがPCでは簡単に操作可能であるので,一体GeoGebraにはどんな可能性があるのか?について,私が調べてみた可能性について紹介して
いきたい。
△ABCの辺BCの中点を頂点にもつ内接正方形問題
@Author Ikuio.Tokioka @Version1.00;6.Jun.2015
△ABCについて,BCの中点をDとし,CA上に点Eを,△ABC内に点Fを,AB上に点Gを,四角形DEFG
が正方形になるようにとる。このとき2つのパターンについて解法を紹介する。
―私の数学散歩道(24)―無理方程式について
@Author Youichi.Murata @Version1.00;6.Jun.2015
題記の方程式と問題B は、[初等数学]第76号掲載の「課題1」(問題A)をヒントに作題したもので、当初の問題の視点を変えて見たものと言える。
ゆびすま1
@Author Kensuke.Ootani @Version1.00;31.Jun.2015
ゆびすま(2人による)の勝率について、やり取りをヒントに解答を練りあげていく過程を紹介します。
角の二等分線で開くいろいろな平均
@Author Fuminori.Nakamura @Version 1.00;6.Jun.2015
相加平均、相乗平均、調和平均、二乗平均は直線上に長さa,bである点A,Bを用意すればすべて作図が可能である。例えば、点Qは線分ABの垂直二等分線とCAを半径とする円との交点である。また点PはOC を直径とする円とABを直径とする
円との交点である。
ここでは、同様に数直線上にいろいろな平均が配置できないか考察してみよう
データの分析のセンター対策から
@Author Kensuke.Ootani @Version1.00;31.Jan.2015
データの分析については以前から何度かレポートを出させていただいています。その中で、「四分位数と
分散を同列で取り扱うことはしない」「四分位数や箱ひげ図は、この世に出てから10数年しか経っていない
ため、その定義は世界に13もあって標準が存在しない」等の問題点についても、取り上げてきました。
そして、この1月にセンター試験の数学@で「データの分析」の分野としてはじめて出題されました。セン
ター試験に至るまでに何人かの生徒とセンター対策をするにあたって、たくさんの問題に取り組んできまし
た。きょうは、その過程で感じたことをレポートしたいと思います。
室蘭栄高校におけるアクティブ・ラーニング型授業の実践について
@Author Toshihiro.Sakurai @Version 1.00;31.Jan.2015
アクティブ・ラーニング型授業の内、協同学習による授業の基本的な流れとポイントを紹介します。
素数から暗号へ
@Author Kousuke.Nishimura @Version 1.00;31.Jan.2015
課題学習として、ユークリッドの互除法についてワークシートを切り取る活動や、インターネット社会で用いられている暗号を通じた素数の学習を紹介します。
生徒の一言から始まった数学研究
@Author Naoki.Toyama @Version1.00;31.Jan.2015
生徒の質問やアイディアには私たち教員が思いつかなかった知識が詰まっている。生徒の一言を数学的に研究してみたら非常に面白いものが発見できた。そんな研究成果を@図形と方程式の線対称の移動A数列の漸化式をテーマに報告してみたい。
円に内接する四角形に内接するひし形問題
@Author Ikuio.Tokioka @Version1.00;31.Jan.2015
この問題は、参考文献にある「わかる幾何学」の134ページに掲載されている。この問題からヒントを得て、次の問題を考え、中学生にもわかるように解いてみた。
大風呂敷を広げる
@Author Ryouhei.Nagao @Version 1.00;31.Jan.2015
新教育課程で, 数学A に立体図形が設定されオイラーの多面体定理が紹介されている. 大学の講義で印象に残っている事柄は多いが, オイ
ラーの多面体定理もその1 つであり, 幾何特論Aの講義で面白いなあと感じたことを覚えている.前任校並びに現任校での実践例を紹介してい
きたい.
―私の数学散歩道(23)―cos20゚,cos40゚,cos80゚を解とする数値係数の3次方程式を探る
@Author Youichi.Murata @Version1.00;31.Jan.2015
数学散歩道(20)で正接の角がA.P.をなす角αを求めましたが、今回は余弦の角がG.P.をなす問題を考えてみました。
ロジカル・シンキングを伸ばす数学の授業を模索する〜MECEに着目して〜
@Author Takuya.Sugimoto @Version 1.00;31.Jan.2015
数学の授業の工夫で、ロジカル・シンキングを身につけられる可能性を示唆し、数学の授業でどのようなアプローチをすればどのようにロジカル・シンキングが身についていくか、実践例を縦断的・横断的に研究しています。
答…それはGRAPESに聞きなさい
@Author Youichi.Fukushima @Version1.00;31.Jan.2015
パソコン1台(GRAPES)で、作為的に演出し、ゲーム性を取り入れた活動を行ってみました。
科学探検ひろば参加報告2015
@Author Tomoyuki.Okazaki @Version1.00;31.Jan.2015
平成27年1月10・11日(土・日)に旭川市科学館で行われたイベント「科学探検ひろば」での取組の様子を紹介します。
iPad版GeoGebraで立体図形を視る
@Author Mituru.Sugawara @Version1.00;31.Jan.2015
前回(第91回数実研)でGeoGebraのことを書いたが,そのすぐ後にiPad版がバージョンアップされました。
機能は大きくアップして,かなりPC版に近づいた印象があります。今回のレポートではその中の3Dグラフィックス機能を紹介します。数学の授業でどのように活用すれば生徒の理解が進むのか,あるいはやる気をもって教材に取り組めるようになるかという本質的な部分はまだまだですが,新しいICTのツールとしてiPadの可能性を考える上では参考になると思います。さらにGeoGebraはWindowsなどのPCで使用する方がより多機能でストレスなく使え重宝します。
PCで教材を作成してGeoGebraTubeを介してiPadでファイルを使用する。など連携すると効率がよくなります。
補角から眺めた三角比の小手技
@Author Fuminori.Nakamura @Version 1.00;31.Jan.2015
角の二等分線の問題から始まり、四角形から三角形へのトランスフォームにまで話題が発展してしまいました。
遊び心から始めたトランスフォーメーション(変換ではなく変形)解法の思いがけない副産物です。
これも高校数学です
@Author Daiki.Sagawa @Version 1.00;31.Jan.2015
私が北海道の高校教師になって,もうすぐ丸13年になります.勤務校はまだ2校ですが,どちら
もその地域でもっとも学力の低い層の学校で勤務してきました.言葉は悪いということを承知であえ
て言うなら,どちらも底辺校です.そうした学校では単に学力の問題だけではなく,生徒指導上の問
題も数多く抱えます.そんな中で生徒に必要最低限の学力を身につけさせるにはどうしたらよいか.
自分なりにもがいてきたつもりです.今までの経験の中で,生徒がどういうところでつまずき,どの
ような間違いを犯すのか,また,生徒の特性について印象に残ったことを挙げ,それに対する考えを
述べてみたいと思います.
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